リズム運動って何?


 リズム運動とは、子どもの心と身体と知的面をバランスよく育てる保育内容の一つとして、約50年前に「さくら・さくらんぼ保育園」を創設した斎藤公子氏によって提唱されたものです。同氏は、「0~6歳の時期の体育やスポーツは、単に身体能力を高めるためではなく、脳の発達のために必要なことである。それは、運動神経と感覚神経の発達が、脳中枢神経の発達につながっているからである。また、就学前の6年間は、その脳中枢が一番発達する時期であり、6歳までに大人の90%に達するといわれる。その時期に触覚・視覚・聴覚などの感覚神経と、手足を動かす運動神経を発達させることが、就学を可能にする知的な脳の発達を促す土台になる。」と述べています。

 

 これらを踏まえ、ひまわり保育園では、心地よい汗を流しながら身体づくりをして運動機能を高めることはもちろん、散歩等で経験する感覚神経と、リズムでの手・足(指)・腰の運動神経を刺激しながら知的な脳の発達を促す保育を大切にしています。

 

 また、リズム運動には、金魚・かめ・馬・とんぼ等とそれぞれの身体の動きの特徴を捉えた様々な呼び名があります。乳児の頃は、模倣しながら楽しく表現することを大切にしていますが、幼児になるとピアノの音をよく聞いて何のリズムか判断したり、曲にあわせて身体を動かしたり、年令に応じてポイントを押さえて表現できるようになっていきます。